2015年12月16日
「長生き」という言葉は、じつは「長息」という意味から来ていると聞きます。
それくらい呼吸は心身の健康の基礎、土台です。
人間はなにも食べなくても水さえ飲んでいれば、結構生きていられます、 呼吸はそうはいきません。空気のないところでは5分ももちません。
呼吸の大切さは、お釈迦様から中村天風さん、インドのお坊さん・・・・・様々な多くの人が伝えており、 呼吸法も様々なものがあります。
一つ言えることは、呼吸、「呼」が先で「吸」が後。
息を吐いて吸うことが大切、すなわち息を吸うことより、吐くことが重要です。
吸うことは、交感神経を刺激し、吐くことは副交感神経を刺激します、 笑う時は、息を吐いています、泣く時は、息を吸っています。
笑いが様々な良い効果をもたらすということは、実は副交感神経が働いているからです、 スポーツ選手が競技を開始する際にもメンタルコントロールで息を吐いてから行っています。
最近、呼吸の浅い短い人が増えているとも聞きます、ストレスで浅く短くなるとも聞きます、 呼吸の長い人ほど長生きをする、そんな気がします。
自治体のイベントでも呼吸の時間を多く割きます、多くの方が呼吸が浅く、中々出来ない方も多いです。
特に女性は医学的に胸式呼吸で、男性は腹式呼吸。
健康診断でもバリウムを飲んで、お腹を膨らませて下さいと言って、6割の女性は、お腹を膨らますことが出来ません、だから腹式呼吸であるヨガは、女性には効果があると思います。普段使わない呼吸をすることで、身体に良い効果が現れると思います。
武道の基本は、呼吸、個々の武道によってやり方は変わりますが、基本的には吐くことを長く行っています。
お釈迦様で紀元前500年前、約2500年前からの言い伝え、呼吸法、正しい呼吸を覚えることで腸内環境が整い、ダイエット・健康にもプラスになります。
副交感神経が優位になるということは、脳腸相関において腸内環境が整うことで、ダイエット・健康に繋がります。空気(窒素が78、酸素が21、二酸化炭素その他が1)、いわゆる酸素が無くては生きることが出来ない人間において、呼吸をすることは大切です。
呼吸や内蔵の動きなど、自律神経により、意識しなくても出来ているものですが、逆に意識してもほとんど出来ません、その中でコントロールできるのが呼吸です。その呼吸をコントロールすることで、昔から健康長寿の方も多く、長い息、長息=長生きに来ているものと考えられます。
「1吸って5吐く、深く長く吐く」の習慣、吐くことを意識することをおススメします。