2018年1月6日
人間の食生活において抗酸化物質:ファイトケミカル(主食に雑穀、主飲料にノンカフェインポリフェノール焙煎茶:クロックティーなど)と食物繊維バランスが必要な理由を物理、生物学的な目線で解説します。
太古の地球の大気は、二酸化炭素、水蒸気、窒素が主成分で、酸素はほとんど含まれていませんでした、そこに酸素を発生するシアノバクテリアが登場し、大気中に徐々に酸素が蓄積し、地球の周りにオゾン層ができます。生物は、オゾン層によって、強い紫外線にさらされなくなった陸上(窒素78:酸素21:二酸化炭素その他1)に進出し、結果、人類が出現しました。
光合成のことは、中学校の理科などで学んだ通り、植物は、太陽の光によって、二酸化炭素を吸って酸素を放出、夜は、酸素を吸って二酸化炭素を放出します。
その生命活動の中で、太陽の光によって、酸化と還元を繰り返し、二酸化炭素から有機物(複合炭水化物)、いわゆるデンプンとセルロース(食物繊維群)を作ります。
人間も太陽の光に当たることでビタミンDが作られるようなものです。
基本的には、地球上の生物は、光合成の恩恵のもとに存在するもので、人間の生活が光合成をする植物に依存していることは明らかです、例えば、食べるステーキ(牛)においても植物を食べていますし、海で言えば、光合成で、海草、プランクトンが育ち、それを魚が食べて人間は、その魚を食べています。
石油や石炭、鉄鉱石(鉄)などもいわば、光合成植物や藻類の遺骸です。
その上で、植物が正常な光合成を行う上で、重要な働きをするのが、光合成色素(ポリフェノールなど)であり、光合成にとって、光は必要なものですが、突然の強い光などでは、葉緑体が悪さをする場合(光阻害)もあり、それを守る役目を光合成色素(ポリフェノールなど)は持っています。他にも細胞にダメージを与える反応しやすい形の酸素(活性酸素)を普通の酸素に戻したり、光のエネルギーを安全な熱エネルギーに変えることなどを行っています。
生命の根幹である植物の仕組みを考えただけでもセルロース(食物繊維群)いわゆる複合炭水化物と光合成色素(ポリフェノールなどのファイトケミカル)は、密接な関係があることが分かります。
実は、人間の体の中でも同じようなことが起こっており、人間は、機能的に持った尿酸やSOD、女性ホルモンなどの抗酸化生理機能(年齢とともに低減)、また食する抗酸化物質(ポリフェノールなどのスカベンジャー物質)などで、活性酸素の過剰を抑制しています。
しかし、現代のストレス社会、紫外線(オゾン層の破壊)、放射線など、活性酸素の発生する要素も大幅に増えており、この事が現代人の健康を阻害する大きな原因の1つでもあります。
また激しいスポーツを行った際にも活性酸素が過剰に発生し、疲労、スタミナ切れ、パフォーマンス低下などが発生します。
物理学的な目線で言うと、活性酸素の過剰は、酸素分子の電子配列が異常になったもの、物理学の量子力学の問題で、電子状態が異常になると酸素分子は、活性を現し、酸化力を増強し、電子の乗っ取り、引剥しを繰り返し、時に細胞膜やDNAを傷つけます。
人間含め、地球上の好気性生物(酸素を吸う生物)にとって酸素は、必要不可欠であると同時に生命体にとって危険因子であるということも判明しております。
人間も植物と同じで、植物で言う光合成(食)により、ルミナコイド(食物繊維群:レジスタントスターチ、水溶性、不溶性食物繊維、オリゴ糖)をバランスよく摂取することで、大腸内において腸内細菌の主食となり、善玉菌(ビフィズス菌など)を増やし、短鎖脂肪酸を分泌し、酪酸、酢酸、プロピオン酸を産み、体を正常に保つ、また抗酸化物質(ポリフェノールなど)で活性酸素の過剰を抑え、酸化、糖化(サビ、コゲ)を起こりにくくすることが健康生活を続ける秘訣です。
上記が生物・物理学的な視点からも食物繊維群をバランスよく摂取し、抗酸化物質を摂取することの理由になります。
因みにカフェインにおいても諸説ありますが、妊婦さんの気をつける食の成分として明記されていますし、ミネラルを阻害するとも言われており、昨今のエナジードリンクなどによるカフェインの過剰摂取問題からも、活性酸素との関係も明らかになっており、過度な摂取を控え、なるべくノンカフェイン飲料を摂取するようにお伝えしております。
そのような経緯からも弊社では、腸内環境を考えたノンカフェインポリフェノール焙煎茶「クロックティー」を開発し、現在、販売を行っております。