2019年1月20日
今から30年以上前から知られていた栄養学やスポーツ学もなく、医学も発達していない時代に100歳以上の元気な方が非常に多いと言われた世界の三大健康長寿村は、
★南米エクアドルのビルカバンバ
★ソ連のコーカサス山麓のアブカジア地方
★西パキスタンのフンザ王国
と言われており、共通の環境として
◆坂の多い起伏に富んだ大自然
◆新鮮な空気と水
◆和やかな人間関係
があります。
まず生活の中で、現代のような車社会などではなく、また靴(シューズ)なども発達していない時代、常に坂道を自力で上ったり下ったりすることで、「鷲掴み力」、いわゆる足指、足裏アーチが発達、結果、足腰が強かったことが考えられ、また新鮮な空気と水、和やかな人間関係からも大気汚染やストレスの少ない、いわゆる活性酸素の過剰があまり無かったことが考えられます。
そして30・40年以上前の運動学、栄養学や医学の進歩もそれほどなかった時代の日本の健康長寿村に関しても同じように
◆坂の多い起伏に富んだ大自然
◆新鮮な空気と水
◆和やかな人間関係
など共通しております。
(東北大学近藤教授、岩手大学鷹觜テル教授の研究より)
そのようなことからも、日本人の足腰(足指、足裏のアーチの発達)も強かったことが考えられます。
また食生活は、昨今の世界における健康食の1,2位を争うDASH食、地中海食とほぼ同じ内容が、三大長寿村、日本の長寿村でも昔から行われておりました。
生活環境をまとめると
南米エクアドルのビルカバンバ
南米エクアドルの赤道直下に位置し、標高1500mの高地にあり、南向きの斜面に住居が点在している。気温は1年間を通じて19℃~22℃で、湿度は65%。
産業は、農業と牧畜、主な生産食品は、とうもろこし、大麦、えんばく、じゃがいも、豆類、野菜、果物等で、乳製品も豊富。
幼少期から坂道を歩き、絶えず歩行によってカラダを鍛えている。
ソ連のコーカサス山麓のアブカジア地方
東北にのびるコーカサス山脈の南側で、黒海の東北海岸にあたる場所に位置し、気候は温暖で空気はオゾンに恵まれている。
産業は、農業と養蚕、園芸、また牧畜、そしてカスピ海の漁業、主な生産品は、麦、米、茶、果物等で、乳製品、また蜂蜜など。
この地方の方たちは、良く働き、急斜面を常に歩くために足腰が丈夫である。
お酒は、赤ワインがメイン。
西パキスタンのフンザ王国
西パキスタンの北部の先端に位置し、昔でいうソ連、アフガニスタン、中国、インドと隣接している。夏は、30℃~40℃で、冬は0℃以下になり雪が降る。
産業は、農業中心、主な生産品は、穀物、特に雑穀。
食生活は、皮も胚芽も食べる全粒粉が主食。
お酒は、赤ワインがメイン。
になります。
上記の表から世界及び日本の健康長寿村の食の共通点は、食物繊維群とポリフェノール類の摂取量が多く、また現代と違い、レンシレンジや炊飯ジャーもなく、冷えた状態で、食事を行う場合も多いことから、レジスタントスターチが習慣的に摂取出来ていたことが考えられます。
よって、このような生活習慣(足指、足裏のアーチを鍛える、食物繊維群、レジスタントスターチ、ポリフェノールの摂取できる習慣)であったことから、腸内環境に良い食事、また運動が自然に出来ており、その結果、健康長寿であったと言われております。
因みにDASH食と地中海食でも、ほとんど同じ栄養成分の摂取(基本は、食物繊維群、レジスタントスターチ、ポリフェノール)になります。
DASH食(ダッシュダイエット:DASH diet、Dietary Approaches to Stop Hypertension)とは、WHO、各国の糖尿病や心臓病、その他の学会も推奨している食事であり、内容として数値や栄養の推奨は明記されていませんが、主食は、全粒穀物(雑穀等)で、野菜や果物をなるべく多く摂り、脂肪の少ない乳製品にし、鶏肉や魚、豆を摂取することになります。
全粒穀物、野菜、果物、豆を食することで、食物繊維群やポリフェノールを摂取できます。
腸内環境を整えるためには、食物繊維群を摂取し、持っている善玉菌を増やし、そして抗酸化物質、ポリフェノールなどで、活性酸素の過剰を抑制することが一番重要です。
弊社の商品開発においてもこのような背景があり、その結果、レジスタントスターチサプリメント「レジスタ」、ノンカフェインポリフェノール焙煎茶「クロックティー」を開発した経緯もございます。
是非、世界三大長寿村、日本の長寿村の生活を参考にしていただければ幸いです。