2019年9月10日
食養生とは腸内環境を整えること、すなわち
食物繊維群(ルミナコイド)豊富な複合炭水化物の摂取です。
食養生
何をどのように食するのが健康維持のために良いのかという、多くの先人たちから踏襲されている英知。
複合炭水化物
食物繊維群、ファイトケミカル、ビタミン、ミネラル、タンパク質等が豊富で、必須栄養素を含んでいる低GI・低FI値の炭水化物。
ルミナコイド
食物繊維群であり、レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ等など。
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栄養学のない、そして医学の発達していない時代から、食養生における教えとしてアレキシス・カレル、鷹觜テル、古守豊甫、貝原益軒、石塚左玄、桜沢如一、近藤正二、甲田光雄、水野南北、光岡知足、ロバートハース、その他多くの養生家、研究者、医師など(敬称略、順不同)が体現、調査、研究した論文や書籍など、またマクガバンレポート等における報告、そして当時の日本健康長寿村、世界健康長寿村の研究など、それら全てに共通する内容は、ルミナコイド(食物繊維群)、ファイトケミカル(ポリフェノールなど)、いわゆる複合炭水化物を摂取すること、すなわち腸内環境を整えることが食養生につながる道と説かれています。
そして、現代の科学でルミナコイド(食物繊維群)の腸内環境、腸内細菌における働きが判明したことでこの事実を証明、数多くの論文、学会発表が行われ、現在も、それ以上の働きが解明されつつあり、近年の全米の専門家、医師、栄養学者などが推奨する地中海食やDASH食などからも昔の日本における食養生の内容がほぼ同じという事実。
昔は、医療が発達しておらず、ウィルス系疾患(疫病等)で亡くなる人も多く、また乳幼児死亡率も非常に高かったため、実際には健康長寿の方も多かった(特に農村地区)にもかかわらず、平均したら短命であった。
よって一般的な意味として昔は、短命であったということは、真実ではなく、まして、当時、全国民に対しての信憑性の高い統計データは存在せず、存在するデータは、都市部(欧米化した食習慣)に集中しているため、大部分の日本人(農家・農民)には、当てはまらないことが判明しております。
※日本人の約7割近くが農民であったため、ほとんどの国民が欧米化した食事をするようになったのは、約60年前であり、肥満、生活習慣病が増加した時期と重なります。
腸内環境から見た世界の三大健康長寿村の食習慣(食物繊維群・ポリフェノール摂取習慣)
このようなことを背景の1つとして、弊社は温故知新、古きを温めて新しきを知る考えのもと、製品づくりを行っております。
ただ昔の食事の改善点としては、現代のように家電製品がなく、保存食に頼ることが多く、塩分過多であったこと、また成長期に動物性タンパク質が少なく、日本人の体格が小さかったことなど、よって塩分過多を防ぎ、タンパク質は、成長期までは、動物性タンパク質2に対して植物性タンパク質1を推奨、また中高年においては、動物性タンパク質1に対して植物性タンパク質2が理想だと考えます。
タンパク質に限って言えば、昨今、健康長寿の方で肉食と言われる方が称賛されておりますが、そのほとんどの方が複合炭水化物、食物繊維群を積極的に食されており、言えることは、肉を食せるだけの丈夫な胃腸をお持ちである、だから健康と考えたほうが良いかも知れません。
海外を含む、様々な論文、報告書を読んでも飽和脂肪酸(動物性の脂肪)の摂取量に懸念があり、できれば不飽和脂肪酸(植物や魚の脂)を、簡単に言えば、肉よりも魚、野菜、雑穀を と推奨されております。
そして弊社ではそのような背景のもと、現代生活では摂取が難しい、現代人に不足がちな食物繊維群(ルミナコイド)の中でも、特に不足がちなレジスタントスターチを効率的に摂取いただくためにレジスタントスターチサプリメント「レジスタ」を開発しております。
「レジスタ」におけるレジスタントスターチを確実に摂取出来るサプリメント化(湿熱処理)は岩手大学の鷹觜テル先生からヒントを得ており、またクロックティーにおける焙煎は、養生訓を唱えた貝原先生が江戸時代に広められた黒焼きなどがヒントになっております。