2023年7月2日
腸内環境エクササイズ&フードライフプラン講座で
お話している内容になります。
なぜか?
中枢神経系における特定の機能を
制御するために働く神経細胞
制御ニューロン(制御神経細胞)は、
睡眠-覚醒リズムを制御する重要な役割を果たし、
睡眠とカフェインの関係においても
重要な役割を果たしているからです。
ニューロン:神経細胞で、情報を伝えたり、記憶を定着する役割
(入力部:樹状突起、出力部:シナプス)
シナプス:ニューロン同士の繋ぎ目部分。
これによって脳や体の機能が働く。
覚醒状態を促進する興奮性ニューロン、
睡眠を誘導する抑制性ニューロン
老化によって興奮性ニューロンの活動が増加し、睡眠を誘導する抑制性ニューロンの活動が減少する傾向があり、これによって、睡眠の質や量に変化が生じ、老化に伴う睡眠の浅さや不眠症のリスクが高まる可能性があります。
さらに老化によって睡眠制御に関与する
神経伝達物質や神経回路の変化も起こり得ます。
メラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンの分泌が
減少することも老化と関連しています。
朝:セロトニンが増え、メラトニンが減る
夜:セロトニンが減り、メラトニンが増える
ドーパミンがドーパミン受容体に結合すると
神経細胞が働かず眠くならない。
抑制性ニューロンの働きをおさえる
アデノシンがアデノシン受容体に結合すると
ドーパミンの働きが阻害されて神経細胞が働き眠くなる。
興奮性ニューロンの働きをおさえる
カフェインがアデノシンのかわりに
アデノシン受容体に結合する
カフェインは、アデノシンより
抑制性ニューロンの受容体(アデノシン受容体)に結合しやすく、
ドーパミンの働きを抑える作用がないため
睡眠に悪影響(眠くならない)を及ぼす。
上記のことからも
なるべくカフェインを抑えることが重要。
不眠・不調は、様々なグッズやサプリ、薬でなく
まずカフェインを抑えることが一番重要になります。
主なカフェイン含有飲料・食品
エナジードリンク、コーヒー、紅茶、ココア、玉露、煎茶、ほうじ茶、
ウーロン茶、番茶、玄米茶、コーラ、チョコレート等
カフェインは、中枢神経刺激物質(興奮物質)で、脳内の興奮性神経伝達物質であるノルアドレナリンの放出を促進させ、交感神経優位になります。
老若男女に大切な成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、
睡眠不足やストレスなどで分泌量が減少することがあります。
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ストレスは万病のもと、腸内環境にも影響を及ぼす自律神経とホルモンについて