2025年3月10日
<健康長寿のカギは「食物繊維」と「ファイトケミカル」だった!>
健康長寿を目指すうえで、栄養バランスは欠かせないものです。
しかし約15年前、私達は、温故知新ラボにおいて様々な研究、また数々の論文や古書を読み漁るうちに、従来の「五大栄養素」のみでは語りきれない、より重要な栄養の存在に気づきました。
それが食物繊維群(レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖など) そしてファイトケミカル です。(ファイトケミカルは、果物や野菜の皮に多く含まれております)
<かつての栄養学は五大栄養素が中心だった>
かつて栄養素といえば 「炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミン」 の五大栄養素が基本とされていました。
これらの栄養素をバランスよく摂ることが健康維持のカギだと考えられていたのです。
しかし近年の研究により、 食物繊維やファイトケミカルも「第六」「第七」の栄養素として注目されるようになってきました。
つまりこれまで栄養としての価値があまり認識されてこなかった成分が、実は健康にとって欠かせないものであることが証明されてきたのです。
<食物繊維とファイトケミカルが健康長寿の要だった>
五大栄養素が重要であることは間違いありません。
しかし私達は研究を進めるうちに、 食物繊維やファイトケミカルは、同じくらい、いやそれ以上に重要ではないかという考えに至りました。
なぜなら現代のように医学や栄養学が発達していなかった時代の長寿村(ブルーゾーンと呼ばれる地域)を調べてみると、そこに住む人々の食生活には共通点があったからです。
<昔、世界の長寿村であった食生活>
例えば、今でも調査に行く山梨県上野原市の棡原地区他、昔の南米エクアドルのビルカバンバ、西パキスタンのフンザ、ジョージア西のアブハジアに位置するコーカサス地区など、長寿者が多く暮らす地域では、伝統的な食事に豊富な種類の食物繊維が含まれていました。
また彼らが食べている野菜や果物は、皮ごと食べることが多く、そこにはファイトケミカルが豊富に含まれていたのです。
これらの長寿地域のデータを見ても、食物繊維とファイトケミカルが健康寿命を延ばす重要なカギであることが明らかになっています。
<これからの健康維持には「第六・第七の栄養素」を意識するべき>
私たちが目指すべき健康長寿のためには、単に五大栄養素を摂るだけでは不十分です。
食物繊維とファイトケミカルを積極的に取り入れることが、より良い健康を手に入れるための大きな一歩となるのです。
現代の食生活では、食物繊維の摂取量が減り、加工食品が多くなりがちですが、意識的に未精製の穀物、豆類、野菜、果物、ナッツ、海藻、キノコなどを取り入れることが重要です。
果物や野菜は皮ごと食べることで、ファイトケミカルの恩恵を最大限に受けることができます。
これからの時代、健康を維持し、長く元気でいるためには、「食物繊維」と「ファイトケミカル」の力を無視することはできません。
特に食物繊維においては、種類があり、レジスタントスターチ、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、オリゴ糖など、それぞれに作用が違いますので、バランス良く、量を多く摂ることです。
腸内環境を整える上で、食物繊維の種類をバランスよく、量を多く摂ることは必須です。
現代では摂りにくくなっているレジスタントスターチを効率よく摂取するなら、私共で製品開発した「レジスタ」をおススメします、なぜなら湿熱処理を行わないと体内で糖に変わる可能性が高いからです。
今一度、私たちの食生活を見直し、より自然な食材を取り入れることで、健康長寿への道を切り開いていきましょう。
<昔の世界長寿村>
<昔の日本長寿村>