2016年1月22日
プロバイオティクスと言われる有用菌、日本における主な種類、主に言われる働きです。
有用菌の口径摂取は、基本的に胃で分解し小腸で吸収、そして吸収できないものが大腸まで届いて腸内細菌になると言われていますが、大腸まで届く確率は低く、まして着床する率はもっと低くなります、ただ乳糖として食物繊維群(レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖/穀物系、海草系、豆系、キノコ系)的な働きをしますので、食したほうがベターであり、継続して摂取することで着床率も上がることが考えられます。
世の中で言う、プレバイオティクス(食物繊維群=レジスタントスターチ、水溶性、不溶性食物繊維、オリゴ糖)いわゆる腸内細菌の餌ですが、元々持っている腸内細菌を増やすこと、プレバイオティクスが一番重要になります。プレバイオティクスを摂取することにより、腸内で善玉菌を増やし、短鎖脂肪酸(酪酸・酢酸・プロピオン酸)を産生し、腸内始め、お腹を元気にします。
日本人の歴史の中で、菌食は、切っても切り離せないほど、繋がりがあり、特に納豆菌などは、優れています。
納豆菌、いわゆる納豆がなぜ良いのかは、原料が納豆、大豆であり、大豆そのものも食物繊維群、ポリフェノール、植物性たんぱく質が豊富、食材的に優れたもので、その上で納豆菌、乳酸菌(有用菌)があること。
あとキムチなども発酵させたものは、白菜が原料で、食物繊維群もあり、そして乳酸菌(有用菌)があるということ、ワインなども赤ワインは、皮、タネを丸ごとホールインフードで醸造することで、ポリフェノールなどが豊富にあるということです。(因みに白ワインは、タネも皮も取り除く工程です)
もともと腐敗と発酵は、紙一重であり、保存するために菌を生かす技術に長けた日本の伝統文化が作った健康の知恵とも言えます。
プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクス、アンチバイオティクスと言葉は、ありますが、
シンバイオティクスとは、プロバイオティクス、プレバイオティクスの両方を摂取する、両方を併せ持った食材という意味であり、まさしく納豆とキムチは、シンバイオティクス食材、そのものと言えます。
アンチバイオティクスは、抗生物質など菌を殺す物質の意味で、有害菌も有用菌も一緒に殺しますので、抗生物質は必要ですが、注意が必要になります。
キムチ、納豆が最近注目されていますが、もっともな事であることが判ると思います。
雑穀ごはんにキムチや納豆、そして動物性たんぱく質(肉・魚)を食べることを習慣にするだけで、良い変化も現れるはずです。
大豆、納豆は、複合炭水化物であり、多糖類で、食物繊維群、たんぱく質、ビタミンなどが豊富です。保存食としても納豆は理にかなった食品、安い・上手い・早い、まさしく日本のファーストフードだと思います。
長寿で有名なコーカサスやフンザなどの方も赤ぶどう酒を飲んで、ヨーグルト的なものを飲んで、穀物、木の実を食べて、タバコも吸って、医療が発達していないにも関わらず120歳で飛んで跳ねているとも聞きます。食物繊維群をしっかり摂り、ポリフェノール類もしっかり摂り、動物性、植物性たんぱく質もしっかり摂って、保存のために生み出した菌食をしっかりとっていたことが垣間見れます。