2018年4月5日
インスタントラーメンも工夫次第でGI値(グリセミック・インデックス)、FI値(ファイバー・インデックス)を考えた腸内環境に優しいラーメンに変わります。
ポリフェノールの土台として飲む・食べるサプリメント茶 クロックティーを大さじ一杯入れ、あとは様々な緑黄色野菜、そしてたんぱく質に卵、肉、煮干し。
食物繊維群(ルミナコイド・・・レジスタントスターチ、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、オリゴ糖)が豊富で、酸化ストレスの抑制が期待できる完全栄養のラーメンが出来ます。
因みに黒い粒、白い粒がクロックティーになります。
プチプチの心地よい食感があります。
下記にポリフェノールラーメン(クロックティーラーメン)に入れている具材(ポリフェノールなどの抗酸化物質、食物繊維のバランスが良好な野菜)の特徴を昔からの言い伝え含め、解説させていただきます。
大根・・・春夏秋冬親しめる食品で、生よし、煮てよし乾燥してよし、と非常に利用範囲の広いとても重宝な食品です。皮付きにかぎるといえるほどビタミンCは皮の部分に多く、肉質の部分の二倍ありますから捨てられません。おろしにするにも皮ごと使い、しかもおろし器を陶器製のものにしますと化学反応も起こさず、養分をそこないません。また、ゆっくりとおろすと甘味の多いものに、気短におろすと辛くなるということも面白い変化です。
ジアスターゼ、グリコシターゼ、その他の酵素が消化を助けるため、からみもちにして食べるのも理にかなっています。
皮にはビタミンP、カルシウムが多く、ビタミンPは毛細血管を強化する作用を持っていますので、高血圧、糖尿病、脳出血の予防に効果を表します。咳、のどの痛みにも大根おろしは効きます。
根と同様、葉の方にも豊富にビタミン、鉄、カルシウムがありますから、熱湯に通したり、油炒めにしても良く、最も良いのは、ぬか漬けであり、葉の有効成分をフルに生かすことが出来ます。
にんじん・・・にんじんのきれいなオレンジ色は、カロチンという色素によるもので、英語でにんじんをキャロットというのもカロチンに由来しています。
にんじんは、セリ科で、薬にする朝鮮人参は、ウコギ科ですから、一口ににんじんといっても全然違います。
カロチンという色素は、ビタミンAと同じ働きで、にんじんには多く含まれています。生のほうが調理したものより消化が良いので、サラダなど、なるべく生で食べるほうが良いとは思いますが、カロチンの吸収は、煮物のほうが良いと言われています。また根に限らず、葉にも必須アミノ酸の全てが含まれており、日本人に不足がちなリジン、スレオニンが多くありますので、葉の食するほうが良いとも思います。
にんじんは、ビタミンAが豊富なため粘膜の抵抗性を増し、目の疲れ、喘息、胃潰瘍の予防に良く、保湿作用もあるため血液の循環を良くして、冷え症やしもやけを治します。他に副腎皮質ホルモンの分泌を盛んにするため、ストレスによる自律神経失調症、肌荒れ、病的な脱毛を治し、髪のつやも良くします。
最も効果的なとり方は、のぼせやすい体質(陽性体質)の人はジュースなどに、身体の冷えやすい(陰性体質)人は、やわらかく煮て食べることをおススメします。
ほうれん草・・・青菜類は、色々ありますが、ほうれん草は栄養に富み、一般に親しまれている野菜です。
日本種と西洋種があり、日本種は葉が細長く、先がとがり、縁に切り込みがありますが、西洋種は、丸みがあって色が濃いです。最近は栽培しやすい西洋種が多く出回っていますが、日本種のほうがあくが少なく甘味があって美味しいようです。
ほうれん草は、シュウ酸が多く含まれているためにカルシウムの吸収を悪くして結石症を起こしやすいと言いますが、一般には茹でて食しますので、シュウ酸が処理されて心配はないと言われています。
ほうれん草には、ビタミンA、B1、B2、C、D、Eを含むほか、出血を止めるKや悪性貧血にも良い葉酸も含まれ、またアミノ酸は、リジン、トリプトファン、シスチンなどの動物性たんぱく質に組織が似ている貴重な野菜です。ミネラル類も多く、貧血や風邪の特効食品であるというのも、胃酸分泌を正常にさせ、粘膜の抵抗力を強化し、赤血球の造成を促すというように有効な成分が総合的に働くためとも言われています。特殊成分のビオチンは脱毛、湿疹に効果があります。
優れたたんぱく組成が有効に働くほうれん草は、ポパイではありませんが、元気モリモリということになります。
トマト・・・もともとは観賞用であったもので、食べるようになったのは80年ぐらい前のことです。今は年中出回っていますが、やはり、太陽の光をたっぷりあびて育ったみずみずしいトマトを、夏の暑いときに食べることが、身体の生理とも一番適応して、薬効も大きくなります。
ヨーロッパには「トマトのある家に胃病なし」ということわざがありますが、トマトに含まれている酵素に整腸、浄血作用があるため、血液の酸毒化を防ぎます。肉を多く食べがちの人は、トマトを多めに摂ることをお勧めします。
ビタミン類、ミネラル類が豊富で、なかでもビタミンB6は脂肪の代謝を促しますし、Pは毛細血管を強化、M(葉酸)は、造血機能を高めます。また、クエン酸、ルンゴ酸は食欲増進、疲労回復を促し、健脳食品でもあります。トマトは、加熱しても成分は有効ですから、貧血、冷え性の人にはにんじんなどと一緒に煮込んで食することをお勧めします。
春菊・・・冬の野菜と言えば春菊。よもぎに似た、ちょっとくせのある香気が鍋料理には欠かせないものとなっています。冬場は身体を温める鍋料理を囲むことが多くなりますから、どうしても動物性食品を多くとりがちです、それによる様々な弊害を解消するにも春菊の持つ色々な作用を利用することだと思います。
肉や魚類を多く摂ると血液が酸毒化されますが、春菊は葉緑素、抗酸化物質(ポリフェノール類)を豊富に含んでいるので腸内環境の機能を盛んにして老廃物の排泄を促し、解毒をはかるので、鍋料理に使われるのは理にかなっていると思います。またアルカリ性の食品でもあり、どんどん利用すべきと考えます。
昔から胃を温め、腸を丈夫にする野菜と言われていますが、春菊の食物繊維が腸内環境を整え、活発にし、腸内の異常発酵を防ぐとも言われ、それにつれ便秘も防ぎ、血液もキレイになり、常に新鮮な血液が作られるとも言われています。このように葉緑素をたっぷり含んだ緑黄色野菜は、身体の抵抗力を強化して、病気にかかりにくくすると同時に、早く治すとも言われます。
ビタミンA、Cも豊富に含み、皮膚や粘膜の生理を健全にしますので、肌や目をいきいきさせるとも言われています。
こんぶ・・・周囲を海で囲まれた日本は、こんぶやのり、わかめなど手軽に利用できる、海草の宝庫をもっています。こんぶのヨード量はとくに多く、その上、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA、B1、B2、Cと有効な成分がいっぱい含まれています。このヨードは甲状腺から分泌されるホルモンの成分になります。甲状腺ホルモンは物質代謝を正常にする作用がありますから、甲状腺の働きを健全にするためには、こんぶにまさる食品はありません。とくに肥満は甲状腺の働きの狂いにあることが多いですから、効果は大きいと思います。日本人には欧米人より肥満が少ないのも、海藻類をよくとるせいではないかと注目されているようです。
こんぶは血液を健康な弱アルカリ性にしますから、あらゆる内臓をキレイにし、新陳代謝をさかんにするため、血液、血管による障害を根本から治します。こんぶを積極的に摂ることは、とても良いと思います。現代人は、カルシウムや鉄分が不足しがちなため、イライラが多かったり、すぐ貧血を起こしがちです。酸性食品を多く食べすぎると、体液を酸性に傾けてしまい、疲れやすく、病気にかかりやすい体質にしてしまうのです。
白米、肉、卵、白砂糖といった多量の酸性食品を起こり込むのでは、中和しようとするカルシウムをよほど摂らないと役目を果たせないことになります。こんなことからも酸性食品をひかえ、こんぶやわかめを大いにとりたいものです。こんぶのだしが美味しいのは、旨味を出すグルタミン酸を多く含んでいるためです。昆布茶は滋養飲料によく、とろろこんぶ、こんぶ板、こんぶの唐揚げ、こんぶの醤油煮、など常食に心がけたいものです。精進料理にもこんぶが必ず使われていますが、ごまと同じ様に、仏家での大切な栄養食品となっているようです。
ひじき・・・ひじきも海草の一種で、早春に若いものをとり、乾燥して市販されていますが、粉ひじきと長ひじきの二種類があります。
ひじきの煮付けは「おふくろの味」として小料理屋などでも好評のようですが、安価で、しかも栄養分の多い食品ですので、個々にいろいろ活用してもらいたいものです。ヨード、カルシウム、リン、鉄分、そしてビタミンA、B2と豊富に含んでいるため、生理機能全体を正常にする効果が大きいのです。
日本は、火山国のため、土壌中にはカルシウムが少ない上に雨量も多いことから、土の中のミネラルが流れやすく、育った植物にミネラルが少なくなりがちです。したがって、どうしても日本人はミネラル欠乏におちいりやすいのです。しかし、さいわいにして海草がこのミネラルを豊富に含んでいるので、大いにとりたい理由でもあるのです。
ひじきは、とくにカルシウム分が多いので弾力のある血管をつくり、歯を強くし、子供の骨の発育を促します。それだけでも利用価値は充分といえます。牛乳にもカルシウムは含まれていますが、これは体内で必要としているカルシウムとは異質のもので、多くとっているとかえって生理的なカルシウムの代謝を混乱させるとも言われています。