2019年6月21日
レジスタントスターチ(レジスタ)を摂取することで、バクテロイデス(日和見菌)の増加も期待できます。
現在、国内において岐阜大学、愛媛大学、石川県立大学、宮城教育大学、女子栄養大学、神戸大学、慶應義塾大学、東京農業大学、立命館大学はじめ、多くの大学 (順不同)、また研究機関でレジスタントスターチ摂取における腸内環境の良い変化・影響など、様々な研究が行われ、研究結果も発表されています。
最近の研究においても、腸内細菌の一つであるバクテロイデス(日和見菌)が心筋梗塞、また認知症予防にもつながる可能性が判明、認知症においては、その研究で認知症患者と健康な人の腸内細菌を調べると、認知症患者はバクテロイデスの割合が10%ほど低く、バクテロイデスが減ることで大腸にある物質が増え、脳に影響をを与え認知症を引き起こす仮説が考えられるとのこと、詳しいメカニズムが分かれば将来の認知症予防にもつながる可能性があるとのことです。そして、そのバクテロイデスを増やすためには、食物繊維、特にレジスタントスターチの摂取が有効であることが判明しております。(神戸大学、国立長寿医療センター) https://lovely-lovely.net/business/kobe-u(テレビ東京:ワールドビジネスサテライト まとめブログ)
その他、多くの研究で、腸内細菌叢の変化と様々な疾患の関係が徐々に明らかになっています。
※認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症、若年性認知症、アルコール性認知症、正常圧水頭症、まだら認知症)
もともと健康長寿の方の腸内細菌は、善玉菌(ビフィズス菌)が優勢で、悪玉菌(ウェルシュ菌)が劣勢である研究結果も多く、ウェルシュ菌は、人体にとって有害で、ライオンやトラなどの肉食動物の腸内に多く住み着いている菌です。野菜が少なく大量の肉食をした場合などに腸内に大量に繁殖し、タンパク質を分解して、インドール、スカトール、アミン、アンモニアなどの発ガン物質または、補発ガン物質を発生させると言われています。これが吸収されて肺ガンをはじめ、大腸ガンその他、人体各所のガンの原因とされています。
これに反してビフィズス菌は、乳酸菌の一種で、含水炭素を分解して乳酸をつくり、アンモニアなどの吸収を阻止し、同時にウェルシュ菌の繁殖を抑えてくれる、人体にとっては必要不可欠の菌です。
若いうちはビフィズス菌優勢、ウェルシュ菌劣勢ですが、中高年になるとこれが逆転します。そこで人類が健康と長寿を保つためには、どうしてもビフィズス菌優勢、ウェルシュ菌劣勢という状態を作る必要があり、個々に持っている善玉菌(ビフィズス菌)を増やすために食物繊維群(レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖)を意識して摂る必要があります。
温故知新ラボで、5年前にレジスタントスターチに着目した理由は、腸内環境を整えるために重要な腸内で食物繊維群によって産生される短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)の中で、特に重要な酪酸を一番多く産生する、しかし現代の食生活・食環境からは、特に摂取しにくいことが判明したからです。
そして、そのレジスタントスターチを簡単に安心して摂取できるものを開発コンセプトとして、レジスタントスターチサプリメント「レジスタ」は誕生しました。
腸内環境を整える、イコール善玉菌(ビフィズス菌など)を増やす、悪玉菌よりも善玉菌を優位にするためには、自分のオナカに住んでいる常在菌の善玉菌(常在菌:善玉菌、日和見菌、悪玉菌)を増やすことが重要であり、そのためには、食物繊維群、レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖などのプレバイオティクス(大腸に常在する有用菌を増幅させるか、あるいは有害な細菌の増殖を抑制することで宿主に有益な効果をもたらす難消化性食品成分)の摂取がマストになります。