2022年2月4日
昨今のコロナ禍の中で、多くの人々が強いストレスを抱えています。
強いストレスを感じ続けることは、
様々な不調が起こる原因の一つになります。
もともと人間は、カラダ(内部環境)を細胞の生存が可能な状態に常に積極的に調節しており、このような内部環境の恒常性を生理学でホメオスタシス(homeostasis)と言います。
※例えば、外気温が何度でも人間は常に36度前後で体温が保たれる(恒温)こと、また血圧や血糖値が保たれることなど。
そしてその大きな役割を持った部位が「脳」であり、ホメオスタシス維持に働く様々な部位をまとめており、脳からの情報伝達における2つのしくみとして、「自律神経」と「内分泌(ホルモン)」があります。
ストレッサー(ストレスの原因となる刺激)を受けることで、この自律神経や内分泌(ホルモン)のバランスが崩れます。
ストレッサーは、物理・化学的なもの(気温、気圧、騒音など)、生理的なもの(飢餓、感染、過労など)、精神的なもの(不安、緊張、怒りなど)があり、ストレスを感じることで自律神経の交感神経やストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が活発になるなど防御反応が起こります。
この防御反応が長期間続くことで、自律神経や内分泌(ホルモン)バランスも崩れ、またストレス状態を防御しきれなくなることで、免疫機能の低下が起こるとされています。
その防御反応を緩和する方法の一つとして、幸せホルモンの分泌を増やすことがあります。
オキシトシン:愛情ホルモンと呼ばれ、好きな人とのスキンシップ、またペットとの触れ合いなどで分泌が高まる。
セロトニン:しあわせホルモンの代表格、朝に太陽の光を浴びる、規則正しい生活や軽い運動などで分泌が高まる。
エンドルフィン:脳内麻薬、脳内モルヒネとも呼ばれ、軽い運動や呼吸法、笑い(息を吐く)などで分泌が高まる。
ドーパミン:快楽ホルモンと呼ばれ、楽しい経験や嬉しい経験、また好きな人に会う時に分泌が高まる。
また防御反応を緩和する方法のもう一つとしてオススメの呼吸法を2019年10月にアップしております、是非お試しください。
「笑う門には福来る」笑いが健康に良い理由(2019年10月8日トピックス記事)
この息を吐く、吸う、いわゆる呼吸は、人間の自律神経によって行われ、自律神経とは、2つの神経(交感神経、副交感神経)からなり、呼吸の他、胃や腸、脳など、意志とは関係なく身体機能を健全に保つために働いております、特に緊張した場面、いわゆるストレスのかかる時などでは、交感神経が強くなります、そして歳を重ねるごとに副交感神経の機能が低下するとも言われ、結果、自律神経のバランスが崩れることで怒りやすい、イライラしやすくなるだけでなく、免疫力の低下などが起こり、様々な不調、また肥満などを引き起こし、また腸内環境にも悪影響を及ぼします。
そこで、自律神経を自らコントロール出来る数少ない方法に呼吸法があります、呼吸法によって、自律神経のバランスを整えることが可能に、呼吸、特に息を吐く動作を重きに置くことで、副交感神経を優位に働かせ自律神経のバランスを整えます。
呼吸以外にも息を吐く習慣として◆カラオケ(歌う)◆おしゃべり(話す)◆お笑い番組(笑う)なども効果的です。
詳しくは、下記アドレスをクリックしてご覧ください。
「笑う門には福来る」笑いが健康に良い理由(2019年10月8日トピックス記事)
ユーチューブ動画
良いストレスと悪いストレス
https://ci.nii.ac.jp/naid/130000089049
あるレベルを超えたストレスに対しては防御力,適応能力が対応できず破綻し,QOLの低下を招くと考えられる.如何にして,少々のストレスにはうまく適応できるような状態に保つようにしているかが肝要であると言えよう。
ストレスはどのように健康を左右するのか ::その心理社会生物学的メカニズム
https://ci.nii.ac.jp/naid/130004623096
結論として、健康-病気の結果を繋ぐ主要な2つの過程―すなわち、心理生理学的ならびに認知的-行動的経路―の関与が明らかとなった。
自覚的ストレスとがん罹患との関連について
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0120/20180120.pdf
追跡調査中にがんに罹患したのは 17,161 人で、長期的にみて、自覚的なストレスレベル が高いと、全がんで罹患リスクが高くなり、その関連は男性で強くみられることが分かりました。
自覚的ストレスは体重増加と関連するか
https://www.hws-kyokai.or.jp/paper/120-2016-02-15-03-07-32/2227-201810-2.html
男女とも粗分析および年齢やベースラインの肥満,健康食パターン,食習慣,身体活動量,睡眠時間を調整した推定周辺平均体重変化量の両方で自覚的ストレスが高い群は低い群と比較して有意に体重が増加していた。
ストレスと腸内フローラ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/19/1/19_1_25/_pdf
ストレスにより腸内細菌叢が変化することは,古くから指摘されてきたことであるが,最近の研究により腸内細菌の違いがストレス曝露時の主要経路のひとつである視床下部-下垂体-副腎軸の反応性を変化させることを明らかにした.このように脳と腸内細菌は神経系,内分泌系,免疫系を介して相互に情報伝達していることが明らかとなった。
ストレスと食生活
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-001.html
急性ストレスでは交感神経が働き、食欲を抑えます。慢性ストレスではストレスホルモンにより脂肪が貯め込まれるため肥満になりやすいですが、逆に痩せる人もいます。